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低用量ピルは生理痛緩和効果もある!そのメカニズムとは?

笑顔の女性

ニキビ治療薬として日本で大変多く利用されているダイアン35は、低用量ピルです。低用量ピルには、合成された卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンが含まれています。女性ホルモンの量を安定させることで、男性ホルモンの分泌もコントロールできるためニキビ治療に使われています。

低用量ピルは、ニキビ治療だけでなく生理痛緩和効果もあります。生理の時には、厚くなった子宮内膜から子宮の収縮を促進させて痛みの原因になる物質が作られます。子宮内膜は、妊娠するための準備として厚くなりますが、妊娠しなかった時には必要がなくなるためはがれ落ちて生理になるのですが、子宮内膜が厚いと内膜をたくさん収縮によって体外に出さなければならなくなるため生理痛が重くなっていきます。子宮内膜の厚みが薄ければ、過剰に子宮を収縮させる物質の分泌量が減っていくことになるため、生理痛緩和になるという仕組みです。

生理痛がつらい人は、はがれ落ちて排出される経血の量や血の塊の量も多い傾向があるのは、子宮内膜が厚くなっているからということになります。低用量ピルを服用すると、子宮内膜を厚くしない効果があります。生理のたびに子宮内膜が厚くなっていくと、どんどん生理痛がひどくなってつらさも増していきます。子宮内膜が厚くならないという事は、生理痛がひどくならないという事で、痛みが重くて毎月つらいという人の治療にも低用量ピルは積極的に使われるようになっています。

昔は、ピルと言うと避妊目的で使用する人が多く、ホルモン量も多いので副作用に悩まされることも多かったようです。最近の低用量ピルは、薬剤に含まれるホルモン量をできる限り少なくしており、副作用が少なく、安全性が高くなってきています。生理が開始していれば、10代でも服用することができ、生理痛や子宮内膜症などの治療で何年にもわたって服用することができるようになりました。

飲みはじめに軽い副作用を感じるという人もいますが、重大な副作用が出る確率は低く、多くの人が生理痛が緩和して快適に生活をすることができるようになる治療効果を実感しています。生理のたびに痛みがある人は、子宮内膜が厚くなっており、そのまま放置するとさらにひどくなっていく可能性があるため、早めに低用量ピルを飲んで生理痛を緩和させることが一般的になってきました。
一日1回飲むだけで、つらい痛みを緩和することができるのが低用量ピルという訳です。